<ハイデルベルク> フランクフルトの南約100Kmネッカー川のほとりに佇む町、ハ
イデルベルク。ビルが建ち並ぶ新都市と、赤いレンガの家並みや石畳の小道が続く旧市街
の2つの顔を合わせ持つ。マイヤー・フェルスター作の戯曲「アルト・ハイデベルク」で
ーリン、フェルスタ世界中に知られるこの町は、ドイツ最古の歴史を誇る大学都市の一つ
だ。ゲーテ、ヘルダーをはじめ多くの詩人や芸術家たちがこの町に憧れ、この町を愛し、
この町を讃える作品を残してきた。現在でも多くの若者たちがこの町で学び、そして何か
を自分の中に刻み残し、町はそんな彼らを包み込んでいる。この町を訪れたなら、ひとと
き旅行者だということを忘れ、先人たちのように哲学や文学にふけりながら、町を散策す
るのもいいだろう。ハイデルベルク城は代々の改築、増築によりルネッサンス、ゴシック
、バロックなどの様式が入り交じっている。ネッカー河に架かっている橋はこの河でもっ
とも古く、アルテ・ブリュッケ(古い橋)と呼ばれ、この橋を築いたカール・テオドール
候の名がつけられて石像が建っている。                      

カール・テオドール 橋の写真 オルガン <パイプオルガン>

<ローテンブルク> タウバー川の上流に位置し、ロマンチック街道と古城街道が交差す
る町、中世に栄えた商業都市だが、近代化の波に洗われることなく、昔の面影を今に伝え
る。「中世の宝石」と称えられる町。この町の中には、ザンクトヤコブ教会やマルクト広
場など数多くの観光スポットがある。ザンクトヤコブ教会には5500本のパイプを持つ
オルガンがありコンサートなども開かれている。この教会には高さ17mのステンドグラ
スや彫刻など大変貴重なものなども納められている。マルクト広場には13〜16世紀に
建てられた市庁舎があり、ゴシック様式の建物が1250〜1400年頃までに創建され
たもので、一方のルネッサンス様式の建物は1572〜8年に建てられたものだ。この町
はすべて石畳でできておりとても美しい。